2009年2月26日木曜日

爆弾以上のエロ!

一昨日の話。六本木のホテルでフランス食品振興会主催のブルゴーニュ試飲会。白はほどほどにして赤を中心に攻める。まず突出していると感じたのはドメーヌ・アルベール・モロ。ボーヌ1級の畑違いを4種類飲んだがいずれもフルーツ爆弾。それを凌ぐ感動を覚えたのがドメーヌ・トープノ=メルム。こちらは肉欲を刺激。ジュヴレ・シャンベルタン、シャンボール・ミュジニー、モレ・サン・ドニ。装いは異なるが衣の下の肉体のエロチシズムは同じという感じ。廉価(2000円台)のパストゥーグランでさえもムラムラ……。
試飲は例によって実飲に転じ、鼻の奥に樽香を感じながら練馬へ移動。練馬文化センターで立川談志を見る。前回見たときよりも状態はよさそうだったがまだ本格的な演目はむずかしそう。だが小話と簡単な古典で充分に魅せるのはさすがホンモノである。
練馬の帰りに早稲田に寄り、スペインバル・ノストスに顔を出す。客はいつもの早稲田の先生のみ。白ワインを飲み、カラスミを食う。店主夫妻と互いの近況を語り合う。早稲田の後さらに渋谷に寄り寿司を食ってビールを飲む。マグロとツブガイが旨い。平日だというのにこんな呑気な過ごし方でいいのかと少しだけ思う。
深夜家に帰っても体のなかからピノノワールがにじみ出てくる感じがした。談志もスペインワインもツブガイも通り越してなおも匂い立つエロチシズムよ!

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