2009年2月9日月曜日

加速のち失速

朝起きて携帯の着歴を見ると珍しく老父からの電話。こちらからかけてみると大した用でもなかったが、それが却って妙に気にかかり、なんだかわが精神に作用したらしく、午後からは久しぶりにワイン本の原稿が進んだ。なんだっていいのだ、燃料になるものはなんでも燃やして書いていかなくては。ようやく第1章の終わりが見えてきたのだが、上手い終わり方が思い付かず失速。ここは焦らず、他所を攻めてからまた舞い戻るとするか。

昨夜は前夜開けたトリカスタンの残りを飲む前にシャトー・メルシャン 甲州グリ・ド・グリ2007を抜栓。ピーチイエローがかった色合い、ふくよかな香り、しっかりとした飲み応え、軽い苦みをともなった大人なアフター、すべてがすばらしい。ここまでグッときた国産ワインは初めてだ。ブリの刺身、トコブシ煮、牡蠣フライと3つのつまみにぶつけてみたが、どれにもそこそこ対応。とくにブリとの相性がいい。醤油やワサビも含めて合うのだから、これなら甲州が寿司に合うという近ごろよく耳にする定説も頷ける。食後、トリカスタン(前日よりもクセが抜けて果実味優勢)と甲州を行きつ戻りつしながら飲む。互いに照らし合って、これまた楽しい!

2 件のコメント:

  1. こんにちは。
    ワイン本、進んでるようですね。
    当初の構想のように、玄人にも初心者にもウケる本になることをココロより願います。

    確かに、ワイン道、難しいものです。
    それぞれ歩き始める道により、いきなり挫折したりしますからね。楽しみながら飲めると道が開けますよね。

    ブログ、楽しみにしてます。

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  2. toroさん、コメントありがとう。「共犯者」を得たようで、心強いかぎりです。

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