2009年2月20日金曜日

こういう夜があるからワインは……

夜から久しぶりに雨が降って、それに合わせるように気分もブルーになった。このブルーの原因は何かと探れば、これといった大きなものなないのだが、小さな不愉快の集積といったところか。こんな夜はワインにたのんで元気を取り戻してから床に就きたい。きょうは懸案の某女性誌ワイン特集のリサーチ(試飲)用にネットで3本を注文したほか、パーティで3本、信濃屋で3本のワインを買った。そのうちの1本、サンコムのリトル・ジェームズ・バスケット・プレス レッドを抜栓。グルナッシュ100。ノンヴィンテージだが2003のぶどうだけで造られているらしい。ジゴンダスの名手と言われるオーナーがわが息子のためにつくったエチケットというだけのことはあって、愉快なイラスト6点が表を飾るボトルはとても愛らしい。開けてすぐにラズベリー、ブラックベリー、バニラに丁字。色も「赤ワイン色」といいたくなるようなてらいのない美しい赤紫。パーカーが89点を付けたというが、なるほどわかりやすくて、果実味といい凝縮感といいPPが高くなる要素が揃っている。たくましくはないが元気で、無垢な少年のよう。知らぬ間に機嫌がよくなっている自分に気づく。こういう夜があるからワインは止められないのだ。

1 件のコメント:

  1. ブルーな夜にワインですか。いいですね。
    ただ、月曜のような妖艶なブルゴーニュは逆効果ですかねぇ。。ワインノ味わいの持つ奥深さにそそのかされて、考え込むウチに益々ブルーになりますよ。

    あぁ。。まさに月曜の僕のようですよ(笑)
    まぁ、チャーミングなブルゴーニュルージュにさんざん振り回されてる自分がなんだかナサケナイっす。
    この甘酸っぱさは熟成しますかねぇ??

    バー誤解で飲んだカナダのピノ、旨かったですね。
    今度、とっておきのピノ とやら、飲みたいですよ~。

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