2009年1月24日土曜日

書き始めればきっと見えてくる

昨夜は久しぶりに凝縮系のワインを飲んだ。アルゼンチンのアマラヤ・デ・コロメ。マルベック主体だが、カベソー、シラー、タナー、ボナルダを混醸。ここしばらくの間、勉強の意味もあってピノノワールを集中的に飲んでいたので、新鮮な気分。ピノの世界もわからぬではないが、やはり僕の性分にはこういう朗らかで外向的なワインが合うのだろう。

ところで、ワイン本の企画のこと。コンセプトや構成のことであれこれ思案してばかりいてもなかなか先が見えない。案ずるより産むが易し。とにかくアタマから、あるいは書きやすいところから書いてみたらどうかと思い立った。早朝、愛猫に起こされた直後のベッドの中でのことだ。教育テレビでNHK交響楽団がショスタコーヴィッチとヤナーチェクを演奏していて、これに励まされる感じで、頭のなかに書き出しの文言が浮かんできた。こういうのを逃してはならない。トイレでしゃがみつつ、わが精神に気合いを入れる柏手をパンと拍って、紅茶とコーヒーを立て続けに飲んで、PCに向かう。iTunesで先述のどちらかの音を買おうと思って視聴したが、けっきょく流れ流れてマーラーの『巨人』をダウンロードし、それを聴きながら、簡単な構成案を作った。悪くないスタートだ。さあ、またまた新たな旅を始めるとしよう。

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