昨日の建国記念日、朝からフリマに参戦。生まれて初めての経験だったが、世相が見え、人が見え、おのれの意外な一面も見えて面白い。路上に腰を下ろした姿勢から見上げる風景も新鮮。出たとこ勝負の感覚は旅のそれに近い。40ほどのアイテムが飛ぶように売れて約8000円の売り上げ。利益は半分くらいだが、ワイン代としては申し分ない。「要らないモノは売れるモノ」を痛感。早くも次回の参戦に思いを馳せる。
夜、サッカーワールドカップ最終予選の日本vs豪州戦をTVで観た後、スノークォルミー・シャルドネ2007を少しだけ冷やしてから抜栓。コロンビア・ヴァレー。芳醇で人懐っこい。加州のワインにありがちな甘ったるさがこれにはないのがいい。10%だけブレンドされているというヴィオニエも効いている。ワシントン州のワインはどれもこれもリズナブルで旨く期待を裏切らないなあ。シアトルの旧友に久しぶりにメールでもしてみようか。
2009年2月12日木曜日
2009年2月10日火曜日
渡りに舟、ワインにトルコ丼
昨夜はなんの祝いでもないのに、秘蔵のクロ・ピュイ・アルノー2004を抜栓。2年前の7月、ボルドー取材の折りにヴィノテークで買って別送したものだが、あんまりに旨くて、思わず仕事部屋のmacへ走りネットで追加注文(2005しかなかったが、むしろ望むところ)。以前は3000円台だったと記憶するが2005は4000円台の後半。いやはや……。飲みごろといえばそうかもしれないが、去年の夏も猛暑の部屋にほったらかしだったのに、開けてすぐに立ち上るうっとりするような芳香はどうだ? しばらくワインだけで楽しんだ後、前日の残りのクミンとナツメグで風味を付けた合挽ともやしの炒め物に玄米&押し麦を混ぜたトルコ風丼のようなものを食べながら飲んだが、これも良く合ってまたもやうっとり。
某女性誌編集部からワイン特集の仕事の依頼。僕の役目はカジュアルワインのリスト出しのようだ。ちょうど奮闘中のワイン本のためにもリストアップが必要だったから渡りに舟である。
オバマ大統領の演説に関する本の原稿をお願いするべく、T外語大学教授のT女史にメール。うまく企画成立となればめでたいのだが。ワインだけじゃ食えないものなあ。
某女性誌編集部からワイン特集の仕事の依頼。僕の役目はカジュアルワインのリスト出しのようだ。ちょうど奮闘中のワイン本のためにもリストアップが必要だったから渡りに舟である。
オバマ大統領の演説に関する本の原稿をお願いするべく、T外語大学教授のT女史にメール。うまく企画成立となればめでたいのだが。ワインだけじゃ食えないものなあ。
2009年2月9日月曜日
加速のち失速
朝起きて携帯の着歴を見ると珍しく老父からの電話。こちらからかけてみると大した用でもなかったが、それが却って妙に気にかかり、なんだかわが精神に作用したらしく、午後からは久しぶりにワイン本の原稿が進んだ。なんだっていいのだ、燃料になるものはなんでも燃やして書いていかなくては。ようやく第1章の終わりが見えてきたのだが、上手い終わり方が思い付かず失速。ここは焦らず、他所を攻めてからまた舞い戻るとするか。
昨夜は前夜開けたトリカスタンの残りを飲む前にシャトー・メルシャン 甲州グリ・ド・グリ2007を抜栓。ピーチイエローがかった色合い、ふくよかな香り、しっかりとした飲み応え、軽い苦みをともなった大人なアフター、すべてがすばらしい。ここまでグッときた国産ワインは初めてだ。ブリの刺身、トコブシ煮、牡蠣フライと3つのつまみにぶつけてみたが、どれにもそこそこ対応。とくにブリとの相性がいい。醤油やワサビも含めて合うのだから、これなら甲州が寿司に合うという近ごろよく耳にする定説も頷ける。食後、トリカスタン(前日よりもクセが抜けて果実味優勢)と甲州を行きつ戻りつしながら飲む。互いに照らし合って、これまた楽しい!
昨夜は前夜開けたトリカスタンの残りを飲む前にシャトー・メルシャン 甲州グリ・ド・グリ2007を抜栓。ピーチイエローがかった色合い、ふくよかな香り、しっかりとした飲み応え、軽い苦みをともなった大人なアフター、すべてがすばらしい。ここまでグッときた国産ワインは初めてだ。ブリの刺身、トコブシ煮、牡蠣フライと3つのつまみにぶつけてみたが、どれにもそこそこ対応。とくにブリとの相性がいい。醤油やワサビも含めて合うのだから、これなら甲州が寿司に合うという近ごろよく耳にする定説も頷ける。食後、トリカスタン(前日よりもクセが抜けて果実味優勢)と甲州を行きつ戻りつしながら飲む。互いに照らし合って、これまた楽しい!
2009年2月8日日曜日
ラーメンとワインの、無理という道理
表参道のGAPを覗いたあと、滅多に行かない表参道ヒルズを冷やかしに。
ラーメンの「ちゃぶ屋」が出店していたので、話の種に入ってみることに。ラーメン屋といっても、そこはコースメニューはあるわ、前菜もデザートもある。ワインリストは自然派ばかり15種類ほども揃えている。しかもすべてグラスでもオーケー。
連れは白、僕はロゼを注文。前菜に天元豚のスモークと蒸し餃子サラダ。と、ここまでは良かったのだ。ワイン自体はどちらもおいしかった、前菜もまあ健闘していたといえるだろう。ではあるのだが、隣の席で客がズズズズズと麺をすすっているところでワイングラスを傾けるのはやはり違和感が大きすぎる。ワインはもっと気取って……などと言いたいのではないのだ。ただ、やはり世の中にはマッチングというものがあるだろう。ラーメンにはラーメン的な環境、しつらいというものがある。ワインにもワインなりのそれがあるのだ。さらに言えば、ラーメンというのはひとたび卓に登場したらばすぐに箸を付け、そのまま一気に食い通さねばならないものだろう。その合間にワインというのがいかにも無理なのだ。それが道理というものだ。
夜、M・シャプティエのコトー・デュ・トリカスタン2006を開ける。いきなり蜜と金属の匂い。そこから、鶏肝のワイン煮→ナマコ→ムスクときて、だいぶんあとになってようやく赤い果実とハイビスカスの花が上がってきた。自然派のなせるマジックか。じつにおもろいワインなり。トリカスタンがどこのアペラシオンかも知らずに開けたが、あとで調べてローヌ(南部の北の方)だとわかってみると、たしかに「らしさ」があるな、と、これは負け惜しみ。
ラーメンの「ちゃぶ屋」が出店していたので、話の種に入ってみることに。ラーメン屋といっても、そこはコースメニューはあるわ、前菜もデザートもある。ワインリストは自然派ばかり15種類ほども揃えている。しかもすべてグラスでもオーケー。
連れは白、僕はロゼを注文。前菜に天元豚のスモークと蒸し餃子サラダ。と、ここまでは良かったのだ。ワイン自体はどちらもおいしかった、前菜もまあ健闘していたといえるだろう。ではあるのだが、隣の席で客がズズズズズと麺をすすっているところでワイングラスを傾けるのはやはり違和感が大きすぎる。ワインはもっと気取って……などと言いたいのではないのだ。ただ、やはり世の中にはマッチングというものがあるだろう。ラーメンにはラーメン的な環境、しつらいというものがある。ワインにもワインなりのそれがあるのだ。さらに言えば、ラーメンというのはひとたび卓に登場したらばすぐに箸を付け、そのまま一気に食い通さねばならないものだろう。その合間にワインというのがいかにも無理なのだ。それが道理というものだ。
夜、M・シャプティエのコトー・デュ・トリカスタン2006を開ける。いきなり蜜と金属の匂い。そこから、鶏肝のワイン煮→ナマコ→ムスクときて、だいぶんあとになってようやく赤い果実とハイビスカスの花が上がってきた。自然派のなせるマジックか。じつにおもろいワインなり。トリカスタンがどこのアペラシオンかも知らずに開けたが、あとで調べてローヌ(南部の北の方)だとわかってみると、たしかに「らしさ」があるな、と、これは負け惜しみ。
2009年2月6日金曜日
ムルシアってどこやねん?
スペインのマイナーな産地、ムルシアのプレスツアーの誘いが来た。が、条件が悪く参加は難しそう。いまはどこでも行っておきたいところなのだが。調べてみると、ヘクラやカスターニョの産地で知らない仲じゃない。
ワイン本の執筆、ここ数日は97年に行ったイタリア取材とその後のバーAZでのエピソードを書いている。久しぶりに当時の「ペン」を読み直し、過ぎた時間に物を思う……とか言ってないで、もう少し原稿のスピードを上げなくては。
バロン・フィリップのPRを手がけることになったH社のSさん、Yさんと白金のモレスクで会食。シャンパーニュ、アルザスのリースリング、ローヌの赤とすべてグラスで。デザートに合わせるのにバニュルスはないかと訊いたら、なくて、代わりになにやら南仏の遅摘み甘口を飲む。話が弾み4時間くらいいたか? モーターリゼーション雑誌編集長のSさん、カメラマンのYさんらと立て続けに遭遇。流行りの店は狭い!
ワイン本の執筆、ここ数日は97年に行ったイタリア取材とその後のバーAZでのエピソードを書いている。久しぶりに当時の「ペン」を読み直し、過ぎた時間に物を思う……とか言ってないで、もう少し原稿のスピードを上げなくては。
バロン・フィリップのPRを手がけることになったH社のSさん、Yさんと白金のモレスクで会食。シャンパーニュ、アルザスのリースリング、ローヌの赤とすべてグラスで。デザートに合わせるのにバニュルスはないかと訊いたら、なくて、代わりになにやら南仏の遅摘み甘口を飲む。話が弾み4時間くらいいたか? モーターリゼーション雑誌編集長のSさん、カメラマンのYさんらと立て続けに遭遇。流行りの店は狭い!
2009年2月3日火曜日
草分け的重鎮の言葉に励まされる
「ワインは人生を楽しくするものです。日本では知識や情報にとらわれて難しく考えすぎ。まるで『ワイン道』。直感で『好き、おいしい』と感じるのが一番です」(2/3朝日新聞朝刊より抜粋)ワインジャーナリストの草分け、有坂芙美子さんの言葉に励まされる。彼女が40年前にワインと出会ったのがナパだったことも、休眠状態だったコマンドリー・ド・ボルドーの活動を再開させて地区代表になったという話にも、自分との共通点を見つけて勝手に追い風を感じる。
2009年2月2日月曜日
甘口オールスターズ
昨夜は今年になって初めていつもの原宿のバー誤解へ。零時半頃入店したが客は僕と連れの2人のみ。1月に結局一度も行かなかったのは途中に店主が体調を崩していたこともあるが、異例の事態である。マルクテンペのピノから飲み始めた。店主がドイツのアイスワインを注いでくれたから、バニュルスと飲み比べてみようと思い、「ある?」と訊ねると、いきなり店主のスイッチが入ったらしく、バニュルス、カレラの甘口、ソーテルヌ、ペドロヒメネス、カナダのリンゴのアイスワイン、僕が以前に持ち込んだマデイラと「甘口オールスターズ」がずらっとカウンターに並んでしまった。店主に注がれるままにストローグラスで少量ずつ味見。甘口にもそれぞれに個性というか「立場」のようなものがあって楽しい。やはり家で飲むのはケ、店で飲むのはハレだなと再認識。最後はシェリー樽フィニッシュの国産シングルモルト、イチロー。完璧。
ワイン本の原稿は、20年くらい前のエピソード(「ワインには2種類しかないんだよ」)を書いた。P.G.ハマトンの引用が効いているか、いささか不安。いまのところアタマから順番に書いているが、なんとなく書くべき文体や方向性が見えてきたので、これからは思いついた部分から少しでも書いていけるように、ファイルを分けることにした。巻末に載っけるつもりのワインリストも随時進行する。
ワイン本の原稿は、20年くらい前のエピソード(「ワインには2種類しかないんだよ」)を書いた。P.G.ハマトンの引用が効いているか、いささか不安。いまのところアタマから順番に書いているが、なんとなく書くべき文体や方向性が見えてきたので、これからは思いついた部分から少しでも書いていけるように、ファイルを分けることにした。巻末に載っけるつもりのワインリストも随時進行する。
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